小さな旅(清水・桃井・今川)

 今回、お届けするのは、今年の春から夏にかけて、清水、桃井、今川で撮った写真です。この三地区は、荻窪地域区民センターの対象地域(右図)でありまがら、馴染みが薄かったのですが、「荻窪の記憶」展で、その歴史を紹介することにしたため、隅々まで回り、新鮮な印象を受けました。特に感激したのは、かつての武蔵野を髣髴とさせる清水二丁目の農家です(写真上列)。また、今川二丁目にある今川氏の菩提寺だった観泉寺は、庭もよく手入れされ、京都や鎌倉のにいるような錯覚をおぼえさせてくれました(写真中列)。

 左の写真は、「八丁」(桃井の青梅街道沿い)に残る「看板建築」と呼ばれる戦前の店舗兼用住宅。かつて、八丁が駅前以上に賑やかな商店街だった頃の名残りです。

 コロナ禍で暇をもてあまし、運動不足になっている方も少なくないと思います。散歩の足を少し延ばして、清水・桃井・今川を訪ねる「小さな旅」は、いかがでしょうか。

文化厚生部 松井和男