善福寺川の生きものたち
コロナ対策で自粛を強いられた人間たちをよそに、植物や動物たちは例年いなく元気がいい。自分たちこそ、本来の地球の主人公だと主張しているのかもしれません。
自粛中、善福寺川を散歩する人々を慰めてくれたのが、カルガモの親子。筆者が、西田端橋の下流で、その姿に気がついたのは5月17日のこと。一列縦隊で、急流に逆らって瀬をのぼろうとするコガモが、健気で、可愛かった。ちなみに、この二、三週間の間に、筆者が善福寺川で見かけた生きものたちを列挙すると、カルガモのほか、ゴイサギ、コサギ、カワウ、セキレイ、カワセミ、コイ、アオダイショウ、スッポンとなる。まさに「川は生きている」と言えそうです。
文化厚生部 松井和男