

2025年7月16日(水)、史跡・荻外荘に隣接して「荻外荘展示棟」が開館いたしました。
当日は、時折激しい雨が降るあいにくの天候ではありましたが、岸本区長をはじめ、設計を手がけた建築家・隈研吾氏、そして地域住民を代表して荻窪東町会・手代木会長も出席し、テープカットが盛大に執り行われました。

展示棟の1階には、カフェや案内所、ショップが設けられ、訪れる人々の憩いの場となっています。
2階は展示スペースとなっており、荻外荘の歴史や文化を多角的に紹介しています。

常設展では、荻窪のまちの成り立ちを解説するパネルに加え、この地を含む広大な土地を所有していた鉱山学者で実業家の山田直矢氏に関する資料や、「山田別荘」と呼ばれた邸宅の記録などが展示されており、多くの著名人が暮らした荻窪の豊かな歴史と文化に触れることができます。
開館記念として特別展「近衞家 荻窪でのくらし」(会期:7月16日〜11月3日)が開催されており、常設展「荻窪 実業家、政治家、芸術家たちがすごしたまち」とともに、まちの記憶を今に伝える貴重な機会となっています。
地域の歴史に思いを馳せ、展示棟を訪ねてみてはいかがでしょうか。
写真提供:杉並区