荻細工 荻窪の名の由来にもなった荻で作られた干支の動物たちです。作者は、井草で薬局を経営していた堀井進さん。大正生まれの堀井さんは、「見慣れていた荻の群生地が、ガソリンスタンドやアパートに変っていくのを見て、荻に対する […]
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高井戸道の起点/令和3年1月号(2021年1月1日)
高井戸道の起点 今回も高井戸道の話しです。高井戸道の起点は大正初期には、かつて大踏切のあった地点でしたが、それ以前、まだ鉄道ができる前の時代にはここより東に200mほど寄った中田村右衛門の屋敷の東側の地点でした。 明 […]
幻の朱い実(かつら文庫)/令和2年12月号(2020年12月1日)
幻の朱い実(かつら文庫) ・・・細道の左側、四、五軒めの門口に、何百という赤、黄の玉つながりが、ひょろひょうろと突き立つ木をつたって滝のようになだれ落ちていたのだ。明子は、小走りにそこまでいってみた。 のびすぎた […]
荻窪の古道:高井戸道/令和2年10月号(2020年10月1日)
荻窪の古道:高井戸道 今回のテーマは荻窪の古道です。郊外住宅地として発展を始める以前の農村時代の荻窪の道路はどんなだったでしょう。荻窪は昔は下荻窪村と呼ばれ、村の中央を南北に高井戸道と呼ばれる村道が走っていました。明治 […]
お月見、ススキ、オギ/令和2年9月号(2020年9月1日)
お月見、ススキ、オギ 先月は七夕の笹について書いたので、今月はお月見のススキ(芒・薄)について書こうと思います。 そもそも、なぜ、お月見にススキをそなえるのでしょうか。中秋の名月を愛でる習慣は中国で生まれましたが、日 […]
七夕と竹/令和2年8月号(2020年8月1日)
七夕と竹 コロナ対策のため、阿佐ヶ谷の七夕祭りは中止になりましたが、荻窪駅を通ると、構内に立てられた竹に願い事の書かれた短冊がたくさんつるされていました。 「希望の学校に入れますように」「母の病気が治りますように」「ク […]
善福寺川の生きものたち/令和2年7月号(2020年7月1日)
善福寺川の生きものたち コロナ対策で自粛を強いられた人間たちをよそに、植物や動物たちは例年いなく元気がいい。自分たちこそ、本来の地球の主人公だと主張しているのかもしれません。 自粛中、善福寺川を散歩する人々を慰めてくれた […]