杉並区立中央図書館とガンジー像

「杉並区立中央図書館」は1982(昭和57)年10月、区制施行50周年記念施設として日本を代表する国際的建築家の黒川紀章さん(1934-2007)、設計で開館した。

しかし、中央図書館は築37年が経過し、施設の老朽化が目立つようになりました。さらに、図書館を取り巻く状況や時代のニーズも大きく変化したことで、資料を収集し、

生涯学習や調査研究、趣味・娯楽などに活用される生涯

「文化教養型施設」といったこれまでの役割だけではなく、各々の興味や関心に応じて互いに連携・協力しあう「交流空間型施設」としての役割も求められるようになりました。

そこで杉並区立中央図書館は2019年、外観はそのままに大規模修繕工事を実施し、2020年9月5日に杉並区民の意見を取り入れた新しい図書館へと大きく生まれ変わりました。

「本の広場」

中央図書館の改修工事の一環として整備されました。中央図書館から隣接する「読書の森公園」へと続く傾斜地に設けられた屋外スペースには、木々の間にウッドデッキが階段状に配置され、来館者がくつろげる小さな広場が点在しています。ここでは、読書や食事を楽しむことができます。既存の林の間伐と枝抜きが行われ、明るい林へと生まれ変わりました。さらに、浮床木デッキによる階段状のテラスを整備することで、多様な居場所が創出されています。

「ガンジー像」

以前はうっそうとした林に隠れていた「ガンジー像」も、整備によってはっきりと見えるようになりました。「ガンジー像」は、約2メートルの台座付き立像で、杖を持ち、民衆の先頭に立って歩くガンジーの姿が表現されています。シンプルなインドの伝統衣装「ドーティー」をまとい、穏やかながらも強い意志を感じさせる表情が印象的です。ガンジー像の左右には、ガンジーの座右の銘である「七つの大罪」の銘文と、寄贈に関する銘文が設置されており、訪れる人々がその思想に触れることができるようになっています。なお、中央図書館の1階のディスプレーで、ガンジーとチャンドラ・ボースが紹介されています。

総務部 新濵